実は、トマトが"毒のリンゴ"と呼ばれていた暗黒の時代もあった!?

2026年07月09日 19:00


2026年の夏も、気象庁の予報通り全国的に酷暑日が増えそうです。

日傘や日焼け止めでの紫外線対策はもう万全、という方も多いと思いますが、
今日は少し意外な雑学を交えながら、毎日の食卓にあるトマトの話をしたい
と思います。

実は、トマトは長い間「毒のある植物」だと誤解されていた歴史があります。

16世紀にヨーロッパへ伝わった当初、見た目が有毒な植物に似ていたために
毒だと信じられ、長らく観賞用としてしか栽培されていませんでした。

食用として広まったのは18世紀以降のこと。

日本でも江戸時代に長崎へ伝わった当初は「唐ガキ」などと呼ばれ、
これもまた観賞用。

食用として定着したのは明治以降と、世界共通で「誤解されてきた野菜」
だったというのは、ちょっと面白い話だと思います。

そして実は、この「毒」の話は完全な思い込みというわけでもありません。

トマトには「トマチン」という天然の苦み成分が含まれていて、花・葉・茎、
そして赤くなる前の青い未熟な実に多く含まれています。

一方で、完熟した赤い実にはほとんど残っていません。

つまりスーパーで売られている赤い実そのものを食べる分には心配は要りませんが、
ヘタの部分や、家庭菜園で育てた青いままのミニトマトには気をつけた方が良い
ということです。

実際、青いミニトマトを誤って食べて気分が悪くなったという報告も見られます。

完熟していない緑色のトマトは、観賞用や追熟させる前提で扱うのが安心です。

もう一つ、知っておくとちょっと得する雑学があります。

トマトケチャップの「ケチャップ」という言葉、実は中国の魚醤「鮭汁」が貿易を
通じてヨーロッパに伝わったのが語源という説が主流だそうです。

今のトマトケチャップとはずいぶん違うルーツを持っているんですね。

さて、雑学はここまでにして、肝心の「どう食べるのが一番もったいなくないか」
という話をします。

トマトの赤い色素であるリコピンは、抗酸化力がビタミンEの100倍以上ともいわれる
成分で、紫外線によって肌に起こるダメージを和らげる可能性があると報告されています。

このリコピンを無駄なく摂るための公式は、実はとてもシンプルです。

①ヘタを取る ②皮ごと食べる(皮にもリコピンは多い) ③刻んで加熱する 
④オリーブオイルと一緒に摂る ⑤できれば朝に摂る

生のままサラダでモリモリ食べるのは、この中で一番もったいない食べ方かもしれません。

加熱して刻むだけでリコピンの吸収率は数倍に上がり、油と一緒に摂ることでさらに上がると
言われています。

摂取のタイミングも、以前は「夜」が良いとされていましたが、最近の研究では朝に摂った方が
体への吸収が良いという結果も出ているようです。

一番ズボラにできるレシピを一つだけ。

中サイズのトマト1個のヘタを取って十字に切り込みを入れ、
耐熱皿にのせてオリーブオイル小さじ1と塩こしょうを少々かけ、
ラップをふんわりかけて600Wで1分30秒ほど加熱するだけ。

これだけで「加熱×油×皮ごと」が一気にクリアできます。

夏は体温調節のために血流が皮膚表面に集中し、その分内臓への血流が手薄になりがちです。

これが夏バテのだるさや食欲不振につながるとも言われています。

当院では「内臓マニピュレーション」という、内臓そのものの動きに直接アプローチする
施術を行っています。

トマトで紫外線への備えを補いながら、内臓自体のケアも合わせていただくことで、
夏を元気に乗り切る体づくりにつながると考えています。気になる方は、お気軽にご相談ください。

記事一覧を見る