こんにちは、しちふく整骨院です。
今回は、当院でも相談が非常に多い「呼吸の浅さ」について、少し専門的な
視点もまじえてわかりやすくお話します。
🔹「呼吸が浅い人」に共通する体のサイン
呼吸が浅い方には、実は明確な“共通点”があります。
● 肋骨まわりが固い
スマホ・PC姿勢で胸郭(肋骨のカゴ)が潰れ、横隔膜が十分に働けず呼吸量が低下します。
● いつも力が入っている
横隔膜が働かないと、首・肩の補助筋ばかり使うため、常に上半身が緊張状態。
● お腹が張りやすい
内臓が重力方向へ下がり、横隔膜の動きを邪魔してしまう悪循環。
● 自律神経が乱れやすい
浅い呼吸=交感神経(オン)になりやすく、“休むスイッチ”が入りにくい状態。
🔹呼吸が浅いと体はどうなるの?
(※病名ではなく、関連の強い“体の反応”として)
✔ 疲れやすい
✔ 集中力が落ちる
✔ 胃腸が弱る
✔ 不安感・緊張感
✔ 不眠
✔ 姿勢の崩れ
✔ 肩こり、首こり
海外の研究でも「呼吸の改善だけで、集中力・情緒安定性・ストレス耐性が向上する」という報告が増えています。
🔹呼吸が深くなると、体で何が起こるの?
● ① 自律神経の安定
ゆっくりした呼吸は迷走神経に働きかけ、脳に“安心していいですよ”という信号を送ります。
● ② エネルギー産生がスムーズに
酸素の取り込みが増えることで、代謝(エネルギーを作る力)が底上げされます。
「疲れにくくなる」「回復しやすくなる」方が多い理由です。
● ③ 免疫力のサポート
深い呼吸は血流を促し、細胞の働きを活性化。
“風邪をひきにくくなる”と感じる方も一定数います。
● ④ 脳疲労のリセット
鼻呼吸は、記憶や判断をつかさどる脳の領域に直接刺激を与えると言われています。
🔹実は、呼吸は「内臓の位置」と密接につながっています
ここが多くの人が見落としているポイントです。
横隔膜(呼吸の主役)は、ちょうど内臓の“屋根”にあたる筋肉。
ここが固くなることで、
内臓の位置が下がる
お腹の圧力が不安定になる
背骨の動きが悪くなる
姿勢が崩れる
呼吸がさらに浅くなる
という負のループが発生します。
クラニオや内臓マニュピレーションを行うと、
“呼吸が勝手に深くなる”という変化はこのループが解けたサインです。
🔹今日からできる、呼吸を整える簡単ルーティン
専門的な施術と合わせるとさらに効果的ですが、今日からできる方法も紹介しますね。
◎ ① 鼻からゆっくり吸って、長く吐く
4秒吸う → 6〜8秒吐く
(これだけで自律神経が整いやすい)
◎ ② 肋骨の横を軽くつまんで揺らす
胸郭の動きが出て、横隔膜が働きやすくなります。
◎ ③ みぞおちの緊張をゆるめる
深呼吸の時に、みぞおちが“ふわっ”と動くのが理想。
🔹さいごに:呼吸は「体の調子のバロメーター」
呼吸は“無意識にやっている動作”ですが、ここが乱れると体のさまざまな機能が落ちていきます。
逆に言えば、呼吸が整うだけで体は自然に回復しやすくなります。
「最近、息が入っていく感じがしない」
「深呼吸してもスッキリしない」
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
呼吸は整えると、本当に人生が変わります。
体の中が「サビサビ」になって酸化して、老化を早めないためにも整えましょう!!
noteの記事も是非ご覧下さい!
https://note.com/super_garlic8850