四十肩?五十肩?

2024年01月15日 22:00

肩の痛みが激しくて、腕を下げた状態から30°も上がらない方が
来院しました。車の運転も出来ない状態です。

夜も寝れなくて、痛みが酷くてしょうが無いらしく、「少しでも
何とかしてほしい」との事で施術を開始しました。

検査を行うと、肩周囲の関節や筋膜が癒着を起こし、少し炎症が
あるようでした。
筋肉の硬結が可動域制限を起こし、痛みも強くなっていました。

主訴の場所は痛みが強く、離れた場所から行います。

特に指や手の硬結、前腕・上腕の動き、肩甲骨周囲の硬結、鎖骨
の動きなどを確かめて、肩関節の動きが良くなる場所(反応点)
を見つけて施術を始めます。これは、当院の「からだの歪み無痛整体」の
やり方になります。

施術は軽く触れるだけの施術で、関節の動きを改善するよう行い
ましたが、強い痛みのため物療のアイシングマシンで-5℃で
冷やし炎症を抑えながらその他の施術を行いました。

当日は、肩の可動域も30°から90°まで上がるようになり、力も入り
やすくなったので負担を避けて終了致しました。

あまり痛みを下げることを目的にすると、患者さんの負担が強く
なり痛みが上がる可能性があるため、治癒力と回復力が上がる事
を目的にして施術しています。

今回の件は、あまりにも痛みが強く夜も寝られないとのこと
だったので、市販の痛み止めを飲んで頂き眠る事が出来るよう
お伝えし、次回の予約を取って頂き終了しました。

この患者さんは、ストレスが強く仕事も一人で抱えていました。
不眠も有り自律神経も乱れています。特に体の力が抜けません。
今後は、痛みの軽減と自律神経の調整を行っていきます。

何が原因で今回のような激痛に悩まされたのか、ご本人も分から
ないようです。ただ、「このような思いは二度としたくない」と
おっしゃっていましたので、日頃からのケアをお伝えしました。

日頃から自分の体を観察し、軽い痛みや疲れから体の歪みは進行
し始め、限界を超えると色々な場所で発症します。

健康でいられることに感謝をして、自分の体を労って下さい。

お身体の痛みでお悩みの方はご連絡下さい。

記事一覧を見る